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【別府育郎のスポーツ茶論】プロ野球中継撤退、一つの文化の消失

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 そうした中で今季、一つの歴史が幕を閉じた。開局翌年の27年から66年続けられたTBSラジオのプロ野球中継がなくなった。

 「新しいラジオの聴き方が普及しつつある今、タイムテーブルにも変化が求められる」。これが撤退の理由だった。長年つちかった中継の技術は、これで途切れるだろう。それほど熱心な聴取者だったわけではないが、なくなると惜しくなる。大仰にいえば、一つの文化の消失ととらえてもいいのではないか。

 夕刻の茶の間で当然のように団欒(だんらん)の主役の座にあったテレビ中継も、地上波で見られることは極端に少なくなった。衛星放送やスマートフォンなどの端末で中継を見ることもでき、多様化するニーズの中で、仕方のないことではあるのだろう。少年野球人口も減り続けているのだという。

 小学生のころ、少年らの誰もが前夜のナイターの結果を熟知していた。勝敗は父親の機嫌も左右した。郷愁におぼれても、何も変わらないが。

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