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【新聞に喝!】万引の実名記事に違和感 京都大学霊長類研究所教授・正高信男

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 万引で起訴されたことを伝えるだけの記事では、かつての栄光からの転落といった興味本位的な部分だけが印象づけられる。じつはネット上で探せば朝日のデジタル版に昨年掲載された「万引き・過食嘔吐(おうと)5年…アスリートを追い込む摂食障害」など背景を探った記事もあったが、労力を使って事情を知ろうとする人も少ないだろう。

 事実を短く伝える「雑報」扱いの記事だからこそ、実名を出すにはより慎重さが求められる場合もある。読者に伝えなければならないニュースは何なのか。ネット社会の現実とあわせ、メディア関係者に再考を促したい。

                  ◇

【プロフィル】正高信男

 まさたか・のぶお 昭和29年、大阪市生まれ。大阪大学大学院人間科学研究科博士課程修了。学術博士。専門はヒトを含めた霊長類のコミュニケーションの研究。

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