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【主張】イラク日報の隠蔽 自ら強さを損なっている

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 陸上自衛隊の海外派遣時の日報をめぐり、またもや隠蔽(いんぺい)が明らかになった。防衛省が国会に対して「ない」と説明してきたイラク派遣時の日報の存在が伏せられていたのである。

 驚くべきは、南スーダン国連平和維持活動(PKO)の日報の隠蔽が追及されていたさなかの出来事だったことである。

 陸自研究本部が昨年3月、408日分を発見していたのに、当時の稲田朋美防衛相や統合幕僚監部、内部部局などに報告しなかった。あきれるほかなく、隠蔽体質と指弾されても仕方ない。

 誰がなぜ、間違った判断を下したのか。研究本部外の陸上幕僚監部などが関わっていなかったか。経緯を詳細に調べ、責任の所在を明らかにしてもらいたい。

 小野寺五典防衛相が国民に謝罪し、防衛政務官をトップとする調査チームに全容解明を指示したのは妥当だ。調査が難航すれば特別防衛監察に踏み切ることが必要になろう。

 日報の隠蔽は、いくつもの問題をはらんでいる。

 当時の稲田防衛相らに適切な報告をしなかったとすれば、文民統制(シビリアンコントロール)を損なうもので許されない。日本で最大の武力を持つ自衛隊には厳正な規律が求められるのである。

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