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【北京春秋】習近平国家主席の笑顔に違和感…「君子」は必ず復讐する!

3月26日、北京の人民大会堂で歓迎式典に向かう北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長(左)と中国の習近平国家主席(朝鮮中央通信撮影・共同)
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 3月26日、北京の人民大会堂。テレビ映像では、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長と会談した習近平国家主席は静かに笑っていた。違和感を覚えた。

 金氏はここ数年、中国で開催された国際イベントを狙うように弾道ミサイルの発射実験を強行。主催者の習氏は何度も顔に泥を塗られた経緯がある。

 特に昨年5月、現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」の国際会議初日に金氏はミサイルを発射した。習氏が苦虫をかみつぶしたような顔で開幕演説を行ったのは語り草だ。

 2人は和解したのか。当日の映像などからは微妙なずれがうかがえる。握手のとき金氏は両手を差し伸べ、習氏と抱き合うスタイルを取ろうとしたようにみえる。だが習氏は片手で握手し、社会主義国特有の抱擁は避けた。

 首脳会談でも、習氏は尊敬語の「あなた」ではなく「きみ」に当たる中国語を使い、30歳ほど若い金氏を格下扱いにした。

 習氏の心境をめぐって、中朝を往来する貿易商の間で話題になった「史記」に基づいた言葉がある。「君子報仇 十年不晩」。君子たるもの、復讐(ふくしゅう)するのに10年かかっても遅くない。必ず仕返しをするという意味で受け止められている。

 ともに長期政権が見込まれる習氏と金氏。将来、2人の間に何が起きるのか、空恐ろしい。(藤本欣也)

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