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【風を読む】拉致報道 反省するは我にあり 論説副委員長・別府育郎

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 連載中の「私の拉致取材 40年目の検証」が面白い。面白ければ面白いほど、何かが突き刺さり、胸が痛い。

 筆者の阿部雅美は社会部の、公安担当の大先輩である。連載は長年にわたる拉致取材で新聞協会賞を得た手柄話ではなく、もっと書けたのではないか、との痛切な反省の記である。

 記者(私)が警視庁で警備・公安部を担当した短い期間に、大韓航空機が爆破され、日本赤軍コマンドやよど号ハイジャック犯が国内で次々逮捕された。

 大韓機爆破の実行犯2人は、偽造の日本国旅券を所持しており、この取得には北朝鮮スパイによる「西新井事件」で暗躍した工作員「宮本明」こと、李京雨が関与していた。

 犯行を認めた金賢姫元工作員の供述から日本人化教育係「李恩恵」の存在が浮上し、「ジュリー(沢田研二)が大好き」などのプロフィルが後に判明する拉致被害者、田口八重子さんのものと一致した。田口さんの拉致に李京雨が関与したことも分かっている。

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