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【西見由章の視線】習近平指導部が進める「戦時体制化」の狙いは…

3月26日、北京の人民大会堂で中国の習近平国家主席(右)と握手する北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長(朝鮮中央通信撮影・共同)
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 中国の習近平指導部が毛沢東時代の「戦時体制」に逆戻りしようとしているのは、明確かつ具体的な目的のためだ-。北京の知識人の間で、ある「仮説」がささやかれ始めた。

 3月下旬、対台湾作戦を担う南京軍区(現東部戦区)の元副司令官、王洪光退役中将が中国のニュースサイト「環球網」で“台湾侵攻シナリオ”を公然と発表し、注目を集めている。

 「六戦一体による台湾の武力統一」と題した文章は冒頭、台湾の独立勢力を非難した上で「大陸(中国)の民衆の相当数が平和統一への期待を失い、武力統一を求める声が日増しに高まっている」と威嚇。中国は「最小の代償」で台湾を攻め落とせるとの主張を展開する。

 王氏はシミュレーション結果を基に、大砲やミサイル、航空兵力の爆撃による「火力戦」で台湾の重要な軍事目標などを48時間以内に破壊・制圧し、使用不能にできると分析する。侵攻作戦による中国側の死傷者は、死者196人を出した2013年の四川地震の被害規模を下回るとの見解も示した。

 さらに「心理戦」としてインターネットやメディアを通じて台湾の士官や兵士に投降を呼びかけるほか、あらかじめ国家分裂罪で有罪認定した台湾独立派のリーダーたちの「捕獲や誅殺(ちゅうさつ)」を奨励するとし、こう文章を結んでいる。「これらの猛烈な打撃に独立勢力は何日持ちこたえられるのか? 次回、続編の『3日も要さずに台湾を占領する』で解説する」

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