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【正論】米国の道義的潔癖性を見誤るな 東洋学園大学教授・櫻田淳

東洋学園大学教授・櫻田淳氏
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 南北首脳会談や米朝首脳会談の後に朝鮮半島に訪れるのは、「凪(なぎ)」か「嵐」か。それを決めるのは、朝鮮半島情勢に絡む難題を自ら主体的に解決できるという文在寅韓国大統領の思惑とは裏腹に、ドナルド・J・トランプ米国大統領の判断であろう。

≪トランプ氏の対外姿勢にも反映≫

 振り返れば、トランプ大統領は去る1月下旬、米国連邦議会での一般教書演説に際して、北朝鮮に抑留され死去した米国人学生の遺族や脱北青年を傍聴席に招くといった演出を施した上で、北朝鮮・金正恩体制を「自国民を完全かつ残忍に抑圧する体制」と呼び、「北朝鮮の核の脅威の本質を理解するには、その体制の下劣な性格だけを見るべきである」と強調した。

 そして彼は、「自己満足や譲歩は攻撃と挑発を招くだけである」と認識した上で、「私たちを危険な立場に陥れた過去の政権の過ちを繰り返さない」と主張した。

 こうしたトランプ大統領の対朝姿勢は16年前、ジョージ・W・ブッシュ大統領が一般教書演説でイラン、イラク、北朝鮮を「悪の枢軸」と呼んだ流れからは外れていない。実際、トランプ大統領は、昨年9月の国連総会一般討論演説では北朝鮮、イラン、シリア、ベネズエラといった国々を念頭に置き、「今日のわれらが惑星における災難の種」と呼んだのである。

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