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【宮家邦彦のWorld Watch】「選挙」モードに回帰するトランプ政権、日本には一種の国難だ

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 彼の予測不能性・不確実性ほど予測しやすいものはない。彼とはもちろん、トランプ氏のこと。1年前、本稿で政治家トランプが変身する可能性を書いた。当時筆者は今より楽観的だった。化学兵器を使用したシリアに米国は巡航ミサイルを撃ち込む。選挙モードのトランプ1・0が政権維持のため、統治モードのトランプ2・0に変わり始めたのではないか。その後同政権はより現実的な政策を志向し始めた。少なくとも、筆者にはそう思えた。例えば…。

 マクマスター陸軍中将が国家安全保障担当補佐官に、ケリー元海兵隊大将が国土安全保障長官からホワイトハウスの首席補佐官に就任した▽ケリー補佐官はバノン首席戦略官を解任し、イバンカ夫妻の特権を剥奪し、トランプ氏のホワイトハウスに秩序と規律をもたらした。

 外交面では、アジア外遊でインド太平洋戦略を提唱、NATO(北大西洋条約機構)の重要性を再確認し、イラン核合意を維持した▽ロシアゲート関連ではコミーFBI(米連邦捜査局)長官解任後に任命されたモラー特別検察官を解任せず捜査にも協力した▽貿易面ではTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)を脱退、NAFTA(北米自由貿易協定)再交渉を主張したものの、穏健派コーン国家経済会議委員長を重用、中国に一方的関税を課さなかった。

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