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【新聞に喝!】「クレーマー国会」のなれの果て 印象操作と揚げ足取りを後押ししたのは… 作家・ジャーナリスト、門田隆将

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【新聞に喝!】
「クレーマー国会」のなれの果て 印象操作と揚げ足取りを後押ししたのは… 作家・ジャーナリスト、門田隆将

19日、参院予算委員会に臨む安倍晋三首相と麻生太郎副総理兼財務相=国会・参院第1委員会室(斎藤良雄撮影) 19日、参院予算委員会に臨む安倍晋三首相と麻生太郎副総理兼財務相=国会・参院第1委員会室(斎藤良雄撮影)

 改竄前の文書で安倍夫妻の潔白が判明したのに、マスコミと野党による印象操作には、ますます拍車がかかっている。野党による官庁への“つるし上げ”にしか見えないヒアリングと、コトの本質からかけ離れた国会質疑。当欄で何度も書いてきたとおり、あの土地は、大阪空港騒音訴訟の現場であり、どうしても国が手放したかった物件だ。伊丹空港の航空進入路の真下で、騒音は大きく、また建物に高さ制限もついているといういわくつきの土地だ。国は、やっと現れた“買い主”を逃したくなかったし、4人の政治家が絡んだ政治案件でもあった。いま野田中央公園になっている隣地は、国が補助金をぶち込んで、実質98.5%もの値下げになっていることでも、この土地の特殊性がわかる。そんな実態を新聞は知っていながら、一切、書かない。

 私は、昔の国会との差をどうしても考えてしまう。かつて野党には、論客が揃(そろ)っていた。社会党には楢崎弥之助、大出俊、公明党には黒柳明、共産党には正森成二、民社党には春日一幸や佐々木良作…名調子に引き込まれる弁士たちがいて、丁々発止(ちょうちょうはっし)の与野党のわたり合いに国民は見入ったものである。だが、今は本質をずらす印象操作と揚げ足取りに終始するクレーマー国会と化してしまった。

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