PR

ニュース コラム

【正論】高度な「圧力」で北の策略許すな 国連安保理専門家パネル元委員・古川勝久

国連安保理専門家パネル元委員・古川勝久氏(宮川浩和撮影)
Messenger

 韓国政府が南北首脳会談の開催を発表する2日前、ある日本政府高官はこう話していた。「北朝鮮はもともと平昌オリンピックの前で挑発行動を収束させる計画だったのだろう。直前まで核・ミサイル実験をできる限り進めておく。そしてオリンピック参加で国際社会の雰囲気を一気に融和ムードに転換させる。数年前から織り込み済みのはずだ」-。

 北朝鮮が核・ミサイル発射実験をやめれば、圧力強化の流れは弱まるだろう。北朝鮮にとっては、大陸間弾道ミサイル(ICBM)が完成しなくとも、「完成間近」と米国に信じ込ませられれば十分。逆にICBM発射試験に成功しようものなら、米国の軍事攻撃を受けかねない。ICBM能力を曖昧にしておくほうが得策、との分析だ。

≪核兵器の保有姿勢は変わらない≫

 この2日後、南北首脳会談の開催が発表され、さらに米朝首脳会談の開催まで発表された。今や制裁よりも非核化や首脳会談に関するニュースばかりがメディアをにぎわしている。高官の言葉が思い起こされる。「『静かな北朝鮮』ほど、厄介な相手はいない」

 あまり知られていないが、北朝鮮はこの数年、米国との交渉に備えて周到に準備してきた。彼らは元米政府高官らと何度も会合を持ち、妥協策について検討を重ねていたのである。彼らは一貫していくつかの考えを示してきた。

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ