PR

ニュース コラム

【マーライオンの目】日本人記者の再挑戦

ヤンゴンの自宅兼事務所でスタッフと編集作業をする北角裕樹氏
Messenger

 北海道夕張市で開催した「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」(15~19日)で18日、日本とミャンマーの映画関係者が合作した短編映画、『一杯のモヒンガー』が上映された。同国の国民食である麺料理を題材に、ミャンマー人俳優が演じるコメディーだ。壇上では、北角(きたずみ)裕樹監督(42)もあいさつした。

 北角氏は、「ミャンマーで唯一」という日本人フリージャーナリスト。同じくヤンゴン在住の脚本家、平田悠子さん(35)と酒を飲み思いついた構想が実現し、初監督を務めた。

 日本経済新聞記者時代、大阪府の橋下徹知事(当時)らを取材し、2013年4月に37歳の若さで大阪市の公募校長に。だが、教師や保護者と対立して、翌14年7月に退任。海外取材活動の夢を実現しようと、ミャンマーに渡り、現地の日本語メディアで1年間働き、独立した。

 ヤンゴンの下町にある彼の住居兼事務所を訪ねると、若いミャンマー人スタッフと、隔月刊で発行しているフリーマガジン「Mango!」の編集作業中だった。貧しい女性らに少額を貸し付けるマイクロファイナンス機関を通じ、農村部などの住民に4万5千部を配布しており、4月に創刊1年を迎える。

 「自分が届けた情報を手に喜んでくれている」。自らの使命を再認識し、挑戦を続ける。(吉村英輝)

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ