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【風を読む】ふるさとのことを知る 論説副委員長・沢辺隆雄

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【風を読む】
ふるさとのことを知る 論説副委員長・沢辺隆雄

 本紙の東京都内版に「東京五輪 あと○○日」のカウントダウンとともに、社会部記者らが自由に綴(つづ)る名物コラムがある。記者の似顔絵が付き、私のコラムよりおもしろい。18日付は花房壮記者「郷土の偉人の話を聞きたい」で、民間団体の歴史用語「精選案」を取り上げていた。

 坂本龍馬らが外れた用語案をめぐり武田信玄のふるさと、山梨県の知事が文部科学省を訪れ教科書から消さないよう要望した。偉人の「影響力」は強いという。花房記者は、偉人伝は「生徒の行動力や克己心などを育む契機」になると、改めて教育的効果を指摘していた。

 実際、郷土の偉人やふるさとについて学ぶ教育が注目され、独自の教材などをつくる教育委員会が増えている。地域の物語を、祖父母などから世代を超え語り継ぐ機会が減っているとの危機感もあるのだろう。

 東日本大震災から7年が過ぎ、福島県双葉郡の8町村が進める「ふるさと創造学」が注目されている。浪江・双葉・大熊・富岡・楢葉・広野の6町と、葛尾・川内の2村では、大震災と東京電力福島第1原発事故の影響で避難、転校を余儀なくされるなど、子供たちは厳しい生活、教育環境で学んでいる。

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