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【三井美奈の視線】フランス徴兵制の復活、高い支持のなぜ 

1月19日、フランス南部トゥーロンの海軍基地で将兵らの歓迎を受けるマクロン大統領(中央)。この日の演説で、公約の徴兵制復活を宣言した(ロイター)
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 フランスのマクロン大統領が1月、「徴兵制復活」を宣言した。昨年の大統領選の公約だ。先月には、男女を対象に「3~6カ月」を想定していると述べ、具体案に踏み込んだ。

 徴兵制は東西冷戦終結後の1996年、シラク大統領(当時)が廃止を決めた。東からの侵略に備えた大量動員の必要がなくなり、アフガニスタンやアフリカの紛争地に緊急展開できるプロ集団に軍を変えるためだった。それから20年以上たった今、なぜ再び必要なのか。

 マクロン大統領の言葉に、その謎を解くカギがある。「国家連帯の礎石を固める」と発言した。徴兵制で国民の結束を固め、国防意識を高めようというのだ。

 日本と異なり、元来は反戦派の環境政党や社会党支持者の間にも、意外なほど支持が高い。世論調査で、義務兵役の復活に対する賛成は60%にのぼった。

 その理由について軍事史家アニ・クレパン氏は「徴兵制は、18世紀のフランス革命以来の『平等と友愛』という価値の象徴とみなされるからだ」と指摘する。

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