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【正論】半島危機に過去の「教訓」生かせ 福井県立大学教授・島田洋一

福井県立大学の島田洋一教授(宮川浩和撮影)
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 ≪示唆に富むキューバとイラク≫

 「核の脅威」への対処をめぐって世界を揺るがした1962年のキューバ危機と2003年のイラク戦争は、アメリカの対北朝鮮政策を考えるに当たり、とりわけ示唆に富む。

 ソ連がキューバに核ミサイルを搬入・設置中との情報がケネディ大統領に届いたのが1962年10月16日早朝。「世界を震撼(しんかん)させた13日間」が始まった。11月6日の中間選挙までわずか3週間という時期であった。以後、米統合参謀本部は一貫して、キューバの軍事施設に対する全面空爆を主張する。ミサイル基地のみを標的とした「外科手術的爆撃」では、キューバ空軍による報復でフロリダなどにかなりの被害が出かねない。

 核ミサイルの実戦配備までまだ2週間はかかるとみられ、今なら通常戦力だけで作戦を遂行できる、先送りするほど核戦争の危険が増すとテイラー統参本部議長は強調した。当初これに同調したロバート・ケネディ司法長官は、キューバが「先に手を出した」形を作るため、米艦の撃沈などの秘密工作を行うよう進言している。

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