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【正木利和のスポーツ茶論】平昌五輪で女性の時代の足音を聞いた 

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【正木利和のスポーツ茶論】
平昌五輪で女性の時代の足音を聞いた 

セレモニーであいさつするカーリング女子日本代表主将の本橋麻里選手(左)。右は吉田知那美選手=2月27日午後、羽田空港 セレモニーであいさつするカーリング女子日本代表主将の本橋麻里選手(左)。右は吉田知那美選手=2月27日午後、羽田空港

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 今回女子カーリングで銅メダルを獲得したLS北見のリザーブ、本橋麻里(31)のブログをしばらく熱心にチェックしていたことがある。ちょうどバンクーバー五輪のあと、それまでの本拠地だった青森を出た彼女が故郷の北見市に新チームを立ち上げようとしていたころだ。

 トリノ五輪後、ガールズシネマ「シムソンズ」を見てこの競技のおもしろさを知り、カーリング通を気取っていた筆者は、まだ20代前半の若さでチーム作りに奔走するアイドルのような天才カーラー「マリリン」を、まるでその映画の主人公たちのように感じていたに違いない。

 なるほどマイナー競技だけに資金集めはかなり苦労したようだった。スポンサーへのあいさつのためにわざわざ大阪にまでやってきた、という内容がアップされたときなどは、ひどく驚かされたものだ。けれど、写真のなかの彼女はいつも明るく笑っていた。

 彼女がそこまでして地元を拠点に発信しようとしたメッセージは、文化としてのカーリングだった。それを物語るのが、看板ともいうべきチーム名である。「ロコ・ソラーレ北見」は、彼女が生まれたカーリングの町、常呂町とイタリア語の「太陽」を組み合わせたものなのである。

 新チームは一度は五輪を逃した。しかし、藤沢五月らが加入し、世界選手権で銀メダルを獲得。さらに、今回の五輪でこの競技初のメダルを日本にもたらすという快挙を遂げる。

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