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【海峡を越えて 「朝のくに」ものがたり】(8)感謝された初等教育 「北の2人の母」も日本と関わり

高英姫(中)=1970年代の北朝鮮の絵はがきから
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 北朝鮮・朝鮮労働党委員長、金正恩(キム・ジョンウン)の母親は、昭和27年、大阪に生まれた高英姫(コ・ヨンヒ)とされている。過去には日本生まれの経歴に触れないまま、何度か「偶像化」が図られたが、うまくはいかなかった。最近、北朝鮮を訪れた在日コリアンは彼女の名前を出したとき、監視役を兼ねる案内員から「その名前は絶対に口にしてはいけない」と厳しくとがめられたという。

 なぜ、「日本との関わり」を隠そうとするのだろうか。抗日パルチザンとして、日帝の軍隊をさんざん打ち破った百戦百勝の将軍などという“盛りに盛った”祖父、金日成の経歴に今さらキズがつくというわけでもあるまいに…。

 昨年2月、マレーシアの空港で金正恩の兄、正男(ジョンナム)が猛毒のVXを浴びせられて死亡した事件の「背景」にも、母親の“出自コンプレックス”があったという見方が出た。正男の母親、成●(=くさかんむりに惠、以下同じ)琳(ソン・ヘリム)は、映画女優出身で夫がいたのに、兄弟の父親である金正日が強引に略奪したとされている。

 だが、実は幼時における「日本との関わり」という点で、兄弟の母親たちは戦中、戦後の違いはあるが、2人とも同じなのだ。

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