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【海峡を越えて 「朝のくに」ものがたり】(7)京城帝大の「終戦」 なごやかに引き継いだ日朝師弟

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 終戦を予科の寮で迎えた船越は翌日、汽車で実家があった朝鮮中部の群山へ帰った。「終戦の日も寮で夕食を食べ、みんなで雑談をしていたくらい。群山へ行くと、暴動もなく街は落ち着いていた」と話す。

 11月初めには城大の日本人教授の解任式が行われた。後任には朝鮮人の助手や教え子が就くケースが多く、《なごやかな師弟愛の中に、教授は後継者にノートや資料を渡し、自分の図書の保管を依頼した》(同記念誌)とある。

 こうした「事実」を知る関係者も少なくなった。城大の関東地域のOBが毎月1回集まっている「一水会」は現在も続いているが、往時数十人の出席者も今では、宮本、船越、山田ら数人のみである。=敬称略、日曜掲載(文化部編集委員 喜多由浩)

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