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【石平のChina Watch】一般の「賭博民」まで敵に回した習近平政権の全面戦争の行方は…

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 たとえば前述の貴州省では昨年1年間、「賭博犯罪」で処罰された人は約2万人、浙江省では「賭博罪」で刑事責任を追及された人が1万4千人であった。人口の多い広東省の場合、ただの1年間で、「賭博犯罪」で逮捕された人の数は何と、22万人に上っている。

 それほどの大量逮捕はもはや「犯罪」に対する取り締まりでも何でもない。全国の「賭博民」に対する習政権の全面戦争の様相を呈している。しかも、昨年既にこのような過酷な取り締まりが実行されていたのに、今年に入ってから公安部はより一層の「取り締まりの徹底」を命じているから、習政権はこの全面戦争をどこまでも徹底的に展開していくつもりだ。

 かつての江沢民政権や胡錦濤政権時代、一般民衆の娯楽的な賭博などに対し、政権側はかなり寛容の姿勢を取っていた。民衆が娯楽や賭け事に没頭して政治への関心が薄まることは、政権にとってむしろ好都合だからである。

 しかし、習政権はどういうわけか賭博に対する峻烈(しゅんれつ)な姿勢を打ち出し、娯楽的な賭博までを一掃の対象にした。それが結果的には政権に対する幅広い反発を呼び起こし、本来は反政権でもない一般の「賭博民」までを敵に回した。そんな下手なやり方では共産党の天下をいつまで維持できるのかと、習政権の前途を“案じて”いる。

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