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【日曜に書く】論説委員・鹿間孝一 平昌と母校のジャンプ台に馳せる子供たちの夢

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【日曜に書く】
論説委員・鹿間孝一 平昌と母校のジャンプ台に馳せる子供たちの夢

銅メダルを獲得した高梨沙羅の1回目のジャンプ=12日、アルペンシア・ジャンプセンター(松永渉平撮影) 銅メダルを獲得した高梨沙羅の1回目のジャンプ=12日、アルペンシア・ジャンプセンター(松永渉平撮影)

 それまでのジャンプは棒立ちだったが、タムスは前傾姿勢を取り入れ、「近代ジャンプの父」と呼ばれる。4年の間に安達も学んで、スキーの先が鼻につくと評されるほどの前傾姿勢を身につけた。ドイツの新聞は、次は「アダチが勝つのではないか」と書き、一躍、優勝候補に挙げられた。

 だが、ガルミッシュパルテンキルヘン(ドイツ)大会で安達は転倒して敗れ、同窓の伊黒正次の7位が最高位だった。

 40年には札幌五輪が決まっていた。円熟期を迎える安達や伊黒らへの期待が高まったが、戦争のため中止になった。もし開催されていたら、冬季五輪で日本に初のメダルをもたらしていたかもしれない。

 小樽の隣の余市町にも、小さなジャンプ台がある。NHKの連続テレビ小説「マッサン」の主人公で、ニッカウヰスキーの創業者、竹鶴政孝が私費を投じて建設した。

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