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【海峡を越えて 「朝のくに」ものがたり】(3)慰安婦の実態 当時検診した95歳の元軍医が証言

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【海峡を越えて 「朝のくに」ものがたり】
(3)慰安婦の実態 当時検診した95歳の元軍医が証言

 日本軍に慰安婦は存在した。ただし、高地の証言にあるように民間業者が連れてきた慰安婦を使って商売をし、軍はそれを監督した。それ以下でもそれ以上でもない。もとより、恥ずべきダークサイドの問題であり、大っぴらに語るべき話ではない。80年代以降、朝日新聞や一部の日本の政治家、知識人らが火をつけて煽(あお)るまでは韓国でもそうだった。悲惨な話だが、貧しい家の娘たちがお金のために身を売られ、慰安婦となったのは朝鮮人だけではない。日本人にもいた。

 平壌一中の同窓会誌のように日本統治時代の朝鮮で過ごした当事者から、真実を求める声が上がったことは遅まきながら評価していい。他の旧制中学の同窓会からも追随する動きが出てきている。

 実は高地が慰安婦のことを書いたのは今回の同窓会誌が初めてではない。2000年代後半に自身のブログでも軍医としての思い出を何度かに分けてつづっている。「子や孫のためですよ。私も年をとって記憶が薄れてゆく。ちゃんと戦争のこと、自分のことを書き残しておきたいと思って」

 日本人によって世界にばらまかれたデタラメ、毀損された名誉は、日本人自身の手によって打ち消す、取り返すしかない。=敬称略(文化部編集委員 喜多由浩)

●=さんずいに貝

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