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【中江有里の直球&曲球】相撲協会は威厳を持て…示唆に富む板垣退助の「相撲改革」

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【中江有里の直球&曲球】
相撲協会は威厳を持て…示唆に富む板垣退助の「相撲改革」

中江有里さん(宮川浩和撮影) 中江有里さん(宮川浩和撮影)

 板垣が記した背景には「相撲の無政府状態」があった。協会役員の不正を見かねた末の苦言だったのだろうか。

 他にも地方巡業や病気力士、「待った」の規定など相撲について多岐にわたる意見を記している。政治家として多忙を極めた板垣だが、議会中以外は本場所をかかさず見たそうだ。その上これほど熱心に発言したのは、相撲への思いがあったからであろう。

 日本の政党政治の立役者にして相撲のご意見番でもあった板垣の葬儀では力士たちがひつぎを担いだとも言われている。昨年末の暴力事件に端を発したさまざまな報道がメディアで取り上げられるが、協会と力士たちの心中は本当のところどういうものだろう。

 もし現代に板垣退助がいたら、いったいなんと言うだろうか。聞いてみたい。

                   

【プロフィル】なかえ・ゆり

 女優・脚本家・作家。昭和48年、大阪府出身。平成元年、芸能界デビュー、多くのテレビドラマ、映画に出演。14年、「納豆ウドン」で「BKラジオドラマ脚本懸賞」最高賞を受賞し、脚本家デビュー。フジテレビ「とくダネ!」にコメンテーターとして出演中。

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