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【大阪特派員】「オモロイ」があふれているミナミを知らずして大阪語れず 山上直子

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 では、大阪を意味する「なにわ」の語源はというと、福島敏雄・客員論説委員が「とん堀幻視行」(とん堀とは道頓堀の愛称、随時掲載)でその由来を探っていた。かいつまむと、大阪湾で魚が多くとれたから「魚(な)の庭」というのは俗説で、「なにわ」の枕詞(まくらことば)「おし照るや」から、古代朝鮮語の太陽(nar)に起源があるのではないか、ひいては渡来人が名付けた可能性がある、という。

 そういえば。

 飛鳥時代に聖徳太子が建てたという四天王寺(大阪市天王寺区)は、当時の外国使節団を出迎える迎賓館でもあった。

 豊臣秀吉が大坂城を建てたのも、作家・司馬遼太郎は「かれの対外意識のあらわれだった」という。つまり、やってくる南蛮人に洋上からそびえ立つ大坂城を見せ、驚かそうという思惑があったに違いないと(「大阪の原形」から)。

 今は関西国際空港が海外からの玄関口だ。空港から南海電鉄の特急「ラピート」に乗れば到着するのは難波駅。JR西日本の関空特急「はるか」なら止まるのは天王寺駅である。

 ミナミは今も昔も世界の玄関口。ミナミを知らずして大阪は語れまい。というわけで、来阪時にはミナミ面をご愛好ください。(やまがみ なおこ)

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