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【正論】急増する外国人観光客 トランプ大統領と安倍晋三首相の蜜月 日本は「グローバル化」を経済の原動力とすべきだ 双日総合研究所チーフエコノミスト・吉崎達彦

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【正論】
急増する外国人観光客 トランプ大統領と安倍晋三首相の蜜月 日本は「グローバル化」を経済の原動力とすべきだ 双日総合研究所チーフエコノミスト・吉崎達彦

吉崎達彦・双日総合研究所チーフエコノミスト 吉崎達彦・双日総合研究所チーフエコノミスト

 輸出主導型の回復が期待される

 回復の原動力はいくつもある。まずは世界的な半導体市況の活況だ。人工知能(AI)や電気自動車(EV)などの技術が電子・電気関係の需要をもたらしている。

 何かと評判の悪いトランプ政権も、昨年末に大型減税をプレゼントしてくれた。久々の共和党政権下で規制緩和が進み、アメリカ企業のアニマル・スピリットも復活しているように見える。

 中国の動きも注目を要する。欧州との間を結ぶ国際鉄道網「中欧班列」の整備が進み、欧州との貿易量が拡大している。「一帯一路」構想は未来のことだと思っていたら大間違いである。日本企業もうかうかしてはいられない。

 海外経済の復調は、もちろん日本経済の追い風となる。日本貿易会の予測によれば、18年度の輸出は81・8兆円と久々に80兆円を超える。これは16年度の実績を14%も上回り、史上最高であった07年度の85・1兆円に次ぐ水準だ。

 輸入も77・5兆円となり、こちらは16年度比で15%増となる。輸出入が同時に伸びるのは、日本経済がグローバル・バリューチェーン(国際的な生産分業体制)に組み込まれていることの証左であろう。今年は輸出主導型の景気回復が期待できそうだ。

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