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【国語逍遥】(92)清湖口敏 「くずし字アプリ」 若者に倣って古文献の解読を

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【国語逍遥】
(92)清湖口敏 「くずし字アプリ」 若者に倣って古文献の解読を

鴨長明作『方丈記』の冒頭部。「行く川の流れは…」の書き出しはよく知られている(国立国会図書館ウェブサイトから転載) 鴨長明作『方丈記』の冒頭部。「行く川の流れは…」の書き出しはよく知られている(国立国会図書館ウェブサイトから転載)

 現在のわが国では毛筆を使う習慣がすっかり薄れてしまい、正真正銘の日本の文字であるくずし字が、外国語以上に難解なものになってしまった気がする。日本文学研究者のロバート・キャンベルさんはそんな現況を憂え、「日本人はくずし字を学ぼう」と提唱した。「江戸時代に書かれたもので、いま活字で読むことのできるものは恐らく全体の一割にも満たない。版本や写本など、多くがくずし字のまま放置されている」「たかだか百四十年前でも、くずし字で書かれた和本を読む基礎的なリテラシーがないと、この資料にはアクセスできない」(文芸春秋2015年8月号)

 よし、若い刀剣ファンに倣って私もゲームに、いや、くずし字の解読に、真剣に取り組んでみよう。

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