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【別府育郎のスポーツ茶論】W杯ロシア大会への期待 日本のサッカーが世界を驚かす結果を待ちたい 

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【別府育郎のスポーツ茶論】
W杯ロシア大会への期待 日本のサッカーが世界を驚かす結果を待ちたい 

 サッカーW杯ロシア大会の抽選会で、日本がH組に入ったことを示す元イタリア代表のカンナバロ氏=1日、モスクワ(AP=共同)  サッカーW杯ロシア大会の抽選会で、日本がH組に入ったことを示す元イタリア代表のカンナバロ氏=1日、モスクワ(AP=共同)

 テレビ観戦で思いだしたのは、代表監督時代の加茂周さんに聞いた「ゾーンプレス」の説明だった。前線からDFラインまでを狭めて人数をかけて相手ボールを前で奪い、ショートカウンターで攻める。長いカウンターで点を取りきる力はまだないから。それが戦術選択の説明だった。

 ただし、と加茂さんはこうも付け加えた。「これがブラジルには通用せんのや。せっかく囲んでも、するりとかわされてボールを動かされてしまうから」

 前線でボールを奪ってのショートカウンターはハリルホジッチ監督の指向も同じだ。W杯アジア最終予選の豪州戦ではこれがはまった。だがブラジル戦ではネイマールが、マルセロが、日本選手の包囲網やタックルをかわし、いなし、あざ笑うように、ボールを動かした。20年前の加茂さんの懸念が、目の前の中継映像にあった。

 ブラジル戦の反省からベルギー戦は守備を固めて1失点でしのいだが、今度はボールを奪っても相手ゴールが遠い。これも加茂さんが懸念した通りだった。直前に5人、6人が猛然と長い距離を走りきるブラジルのカウンターを見せつけられたばかりで、彼我の差は依然歴然と思わされた。

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