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【主張】ロヒンギャ問題 民主化前進への試金石だ

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【主張】
ロヒンギャ問題 民主化前進への試金石だ

21日、ミャンマー・ネピドーで開かれたASEM外相会合後、記者会見で笑みを浮かべるスー・チー国家顧問兼外相(AP) 21日、ミャンマー・ネピドーで開かれたASEM外相会合後、記者会見で笑みを浮かべるスー・チー国家顧問兼外相(AP)

 長期にわたり軍が支配したミャンマーは、民政移管して数年にすぎない。民主化を後退させないことが肝要だ。ロヒンギャをめぐる事態は、民主化の動きと明らかに逆行している。

 分かりにくいのは日本の態度だ。人権問題を扱う国連総会第3委員会で、ミャンマーに武力行使の停止などを求める決議を採択したが、これを棄権した。

 河野太郎外相は、問題解決にリーダーシップを取る意欲を示している。どのような立場で臨むのかもっと説明してほしい。

 ミャンマーは軍事政権下での欧米の制裁で、過度の中国頼みとなった。そのことへの危機感も民主化に転じた一因だったはずだ。

 同じく人権侵害を問題視される国が、中国の接近を安易に受け入れる状況にも警戒を要する。

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