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【正論】久々に現れた米国大統領らしい人物…「価値の転換」訴えたトランプ氏 評論家・西尾幹二

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【正論】
久々に現れた米国大統領らしい人物…「価値の転換」訴えたトランプ氏 評論家・西尾幹二

評論家・西尾幹二氏(提供写真) 評論家・西尾幹二氏(提供写真)

 トランプ米国大統領のアジア歴訪を主にテレビを通じてじっくり眺めた。私は子供の頃から大統領といえば米国大統領のことだと思っていた。そのイメージは大きい、強い、堂々としているなどで、象、戦艦、甲虫、大資本家、帝国主義者などである。

 フィリピンや韓国やトルコの代表も「大統領」の名で呼ばれているが、ピンと来ない。体が大きく、断固たる「意志」の表明者であるトランプ氏は、久々に現れた米国大統領らしい人物である。

 ≪自己自身のために生きる時代≫

 そこに「粗野」とか「軽率」とか「無遠慮」といった礼節の欠如を示す形容がついて回るのが、彼の特性とされるが、果たしてそうだろうか。彼の風貌をくりかえし見て、どこか憎めない、愛嬌(あいきょう)のあるところが常に感じられた。

 言葉の使い方も緻密で、外国での演説の全文を翻訳で読んだが、あれだけの分量を情熱を込めて語り切った能力は大変なものだと思った。

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