産経ニュース

【主張】米中首脳会談 動かぬ習主席に失望した

ニュース コラム

記事詳細

更新

【主張】
米中首脳会談 動かぬ習主席に失望した

北京の人民大会堂で歓迎式典に臨むトランプ米大統領(右)と中国の習近平国家主席=9日(共同) 北京の人民大会堂で歓迎式典に臨むトランプ米大統領(右)と中国の習近平国家主席=9日(共同)

 常任理事国として当たり前のことだし、中国が「制裁逃れ」の温床となってきた点について反省はみられない。

 日米のほか欧州連合(EU)なども事態を重視し、独自制裁に踏み切っている。石油禁輸など効果的な措置を取り得る中国こそ、その対応が注目されてきた。

 ベトナム、フィリピンで開かれる国際会議でも、日米や中国の間で首脳らが接触する機会がある。圧力強化に向けた交渉は、さらに重ねていく必要がある。

 トランプ氏は会見の最後に、米国がこの地域で「自由経済や個人の権利、法の支配について主張を続ける」ことを強調した。

 中国の人権状況や、力ずくの海洋進出を念頭に置いたものといえよう。訪中の機会に2500億ドルの商談をまとめるなど、協調姿勢をとりながら、基本的な価値観の相違を明快に指摘したのは妥当である。

 北朝鮮問題を離れても、中国相手の外交で見過ごしてはならない視点である。

「ニュース」のランキング