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【スポーツ茶論】正木利和 卓球の繊細さが生みだす滑らかさ

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【スポーツ茶論】
正木利和 卓球の繊細さが生みだす滑らかさ

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 強豪・東山高校に進学、2年でレギュラー入り、3年のときには高校総体シングルスで頂点に立った。

 法大に進んだあともダブルスの全日本学生王者やシングルスの関東学生王者になった。「当時は朝から晩まで1日10時間は練習していました」

 卒業後、実業団の強豪、協和発酵入り。国際大会代表にも幾度か選ばれた。しかし、世界ではなかなか勝たせてもらえなかった。仕事をしながら卓球も、という実業団選手になったのはいいが、練習量は学生時代の3分の1に減った。それまで卓球に人生を懸けてきた。勝てたら死んでもいいと思った試合が3つもあったのがその証しだ。しかし、当時の日本卓球界に、プロの選択肢はない。

 世界とアマという二つの壁にぶつかり「このまま一生サラリーマンか…」と将来を考えていたところ、真摯(しんし)に陶芸を究めようとしていた伯父の死をきっかけに、家業である焼き物の道に進むことを決心する。

 25歳で故郷にもどり、父の元で修業を積んだ。

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