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【石平のChina Watch】「終身独裁者」を目指す習近平国家主席 災難もたらす暗黒時代へ「先祖返り」

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【石平のChina Watch】
「終身独裁者」を目指す習近平国家主席 災難もたらす暗黒時代へ「先祖返り」

北京の人民大会堂で新たな最高指導部メンバーを紹介し、拍手する習近平総書記=10月25日(AP) 北京の人民大会堂で新たな最高指導部メンバーを紹介し、拍手する習近平総書記=10月25日(AP)

 先月25日、中国共産党第19期中央委員会第1回総会において、新たな最高指導部メンバーである政治局常務委員が選出された。習近平総書記(国家主席)の後継者と思われる50代の人物はその中に一人もいなかったから、習氏は2022年開催の次回党大会でも引退せずに総書記ポストを続投するだろうという観測が高まった。

 江沢民、胡錦濤政権時代、最高指導者は2期10年務めた後に次世代の後継者にバトンタッチするのが慣例となっていた。習氏が5年後にこの慣例を破って続投するなら、さらなる5年後の党大会でも引退しない可能性が濃厚だ。このままいけば、習氏は2期10年どころか、4期20年も権力の座にしがみつき、毛沢東に近い「終身独裁者」となっていくのである。

 習氏が毛沢東にならって自らの名前を冠する思想を党の規約に盛り込んだのもそのための布石であろう。習近平思想が党と国家の「長期的な指導思想」となった以上、彼が毛沢東同様、死ぬまで共産党の最高指導者であり続けることは可能なのである。

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