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【正論】希望の党、日本維新の会…保革対立から三極構造へ 官僚主導から政治主導へ向かうチャンスだ 作家・堺屋太一

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【正論】
希望の党、日本維新の会…保革対立から三極構造へ 官僚主導から政治主導へ向かうチャンスだ 作家・堺屋太一

作家の堺屋太一氏 作家の堺屋太一氏

 選挙戦も終盤に入ったが、ドンデン返しのドタバタ劇を経て、日本の政界には3つの極ができた。第1は、自由民主党と公明党の「保守改憲」勢力。第2は、立憲民主党と共産党、社民党などの革新的左翼勢力。第3は、小池氏の希望の党と関西を拠点とする日本維新の会だ。1955年の「55年体制」以来、60年余も続いた「保守革新の左右対立構造」から、ようやく抜け出す可能性が出てきた。

 長い目で見ると、三極の競い合いがより良い政策を生み、政治の知恵と力を競い合う形になるだろう。「立憲民主」と「共産」の連合は左翼的なブレーンやマスコミを集めるだろうし、「希望」と「日本維新」の連合は、地方自治体の官僚や地方議員の知恵を集めるべきだ。それがうまく育てば、霞が関の官僚機構にも対抗できる力になりそうだ。

 官僚機構の中で人材は育たない

 この秋、あえて解散・総選挙に踏み切った安倍晋三首相の心理には、来年以降に迫り来る世界大動乱に備えたい思いがあるだろう。

 トランプ米大統領の当選からイギリスの欧州連合(EU)離脱問題、ヨーロッパでの右翼政党の台頭や、中国の覇権拡大、北朝鮮のミサイル・核開発まで、世界が大きく動き出している。

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