産経ニュース

【新聞に喝!】「しがらみ政治」とは何なのか? 政治家が使うキャッチフレーズには、十分注意が必要だ 京都大学霊長類研究所教授・正高信男

ニュース コラム

記事詳細

更新

【新聞に喝!】
「しがらみ政治」とは何なのか? 政治家が使うキャッチフレーズには、十分注意が必要だ 京都大学霊長類研究所教授・正高信男

東京都内で支持を訴える希望の党の小池百合子代表(春名中撮影) 東京都内で支持を訴える希望の党の小池百合子代表(春名中撮影)

 今回の衆院選は、9月にできたばかりの小池百合子東京都知事率いる「希望の党」が台風の目になった。先月28日の各紙は党設立の記者会見を扱い、小池氏が「しがらみのない政治」を目指すと訴えたと報じている。たしかに党の綱領にも「国政の奥深いところにはびこる『しがらみ政治』から脱却する」とうたわれていた。だが安倍政権のどこが「しがらみのある政治」だと小池氏が考えているのかは、よく分からなかった。

 辞書にはしがらみとは「せきとめるもの、まとわりつくもの」とあるが、漠然とした言葉だ。英語ではどうか。英字新聞のジャパンタイムズには「politics not beholden to any special interests」とあった。こちらの方が分かりやすく感じる。どういうものであれ、人々や組織が特別な恩恵を受けることのない政治を目指すということなのだろう。

 そんなことを考えていると、NHKの朝のニュースで小池氏が「お友達優先の特区」などと演説している映像が出ていた。しがらみ政治からの脱却とは、加計学園のことが念頭にあるようだ。

続きを読む

「ニュース」のランキング