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【産経抄】「ソウルを危機にさらさず北に軍事的対応可能」 有言実行のマティス氏の指摘の方が恐ろしかったのではないか 9月23日

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【産経抄】
「ソウルを危機にさらさず北に軍事的対応可能」 有言実行のマティス氏の指摘の方が恐ろしかったのではないか 9月23日

 まるで漫才のギャグのようなセリフだといえば、不謹慎だろうか。北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長が21日、初めて直々に発表した対米非難声明のことである。「史上最高の超強硬対応措置の断行」とここまで読むと勇ましい限りだが、この後「を慎重に考慮する」と続く。尻つぼみぶりに焦慮がにじむ。

 ▼北朝鮮の李容浩(リヨンホ)外相は米ニューヨークで、金氏声明について、措置の中身は分からないとしたうえで述べた。「水爆の実験を太平洋上で行うことになるのではないか」。もはや威嚇の域を踏み越え、どこか投げやりにすら聞こえる。

 ▼北朝鮮は15日、中距離弾道ミサイル「火星12型」を発射して約3700キロ飛行させ、米領グアムをいつでも攻撃できる実力を示した。金氏はご満悦だったろうが、米国が許容できる一線を越えたのだろう。米朝間の緊張はさらに高まった。

 ▼「防衛を迫られれば、北朝鮮を完全に破壊するより選択肢はなくなる」。トランプ米大統領が19日、国連演説でこう強調したことは注目を浴びた。ただ、それ以上にはっとしたのは、マティス国防長官の18日のこの言葉だった。「ソウルを重大な危機にさらさずに、北朝鮮に対して軍事的な対応が可能だ」。

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