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【新聞に喝!】終戦記念日に考えたこと この平和国家日本が「戦前」にあると何十年書き続けた新聞各紙は… 作家・ジャーナリスト・門田隆将

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【新聞に喝!】
終戦記念日に考えたこと この平和国家日本が「戦前」にあると何十年書き続けた新聞各紙は… 作家・ジャーナリスト・門田隆将

15日の終戦の日、全国戦没者追悼式に雨の中訪れた遺族ら=東京都千代田区の日本武道館(宮崎瑞穂撮影) 15日の終戦の日、全国戦没者追悼式に雨の中訪れた遺族ら=東京都千代田区の日本武道館(宮崎瑞穂撮影)

 しかし、何十年も新聞はそう書き続けたのに、日本は戦争を起こさなかった。

 〈「新しい戦前始まった」と靖国公式参拝で社党委員長〉

 〈首相の靖国神社公式参拝に「今後」を危ぶむ声も〉

 〈各国の反応は? 内外に広がる警戒・懸念〉

 これは、30年以上も前の昭和60年、当時の中曽根康弘首相の靖国公式参拝が話題になったときの朝日の紙面である。

 近づく戦争の足音。戦争をいかに防ぐか。平和を蔑(ないがし)ろにする政府とどう闘うか-私たちは毎年、終戦記念日にそんな記事を読まされてきた。だが、どう不安を煽(あお)ろうと、日本は揺るぎなく平和の道を歩んできた。そして平和を脅かすようになったのは、新聞が“地上の楽園”と囃(はや)し、“悠久の大国”と讃(たた)えてきた北朝鮮や中国の方だった。それでも新聞にとっての“悪”は日本だった。なぜだろうか。

 「私たちは、戦争をしたい人たちとペンで闘っている」。そこには新聞特有のそんな自己陶酔がある。それは、刻々と変わる内外の情勢に対して、平和を守るための「現実的対応」を懸命にとる現実的平和主義者たちを勝手に「戦争に向かう人たち」と決めつける傲慢さに支えられたものにほかならない。

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