記事詳細
【主張】
日朝合意3年 拉致解決へ戦略練り直せ
安倍首相は「拉致問題の解決なくして北朝鮮は未来を描くことができない」と言い続けてきた。このせりふをトランプ米大統領が口にするよう、外交努力を重ねることが急務である。これが国際社会の共通認識となったとき、事態の進展に大きな力となるだろう。
石油の禁輸などで北朝鮮を追い込み、圧力を高める局面にある今こそ、拉致問題解決の好機を見いだすことが重要である。
拉致被害者、横田めぐみさんの母、早紀江さんは「私たち家族に残された時間は少ない。拉致問題を解決できないのは、日本にとって屈辱的」と述べた。この思いに応えられずして、何のための国、政府かである。