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【日曜に書く】「てづか」な街の鉄腕アトム 論説委員・鹿間孝一 

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【日曜に書く】
「てづか」な街の鉄腕アトム 論説委員・鹿間孝一 

 近所を散歩していると、古くからの商店街の店先に「鉄腕アトム」が立っていた。

 原作では身長135センチという設定だから、ほぼ等身大の、よくできた人形である。売り物だろうかと見回すと、「手塚治虫生誕資料展」という貼り紙があった。

 大阪府豊中市岡町。そうだ、ここは漫画家の手塚治虫さん(1928~89年)が生まれた街だったのだ。

 手塚さんの漫画本約300冊をはじめ、人形、ポスター、それにペンネームの元になったオサムシの標本などを展示している。周辺の手塚さんゆかりの場所をイラストで描いた「『てづか』な街」マップもある。

 5歳で兵庫県宝塚市へ引っ越し、記念館もあるから、てっきりそちらが出身地と思い込んでいた。急に身近な存在に感じた。

 ◆原子力の平和利用

 昭和26年4月に少年漫画誌に「アトム大使」として登場した(原作では2003年に誕生)アトムが同い年なのも親しみを覚える。

 そして、現代のAI(人工知能)とロボット技術のめざましい進歩を見るに、改めてアトムの先駆性に感心する。

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