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【主張】拉致家族会20年 全面解決へ怒り忘れるな

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【主張】
拉致家族会20年 全面解決へ怒り忘れるな

 26年5月のストックホルム合意により、北朝鮮は拉致被害者の再調査を約束したが、進展のないまま昨年2月、一方的に調査委員会の解体を発表した。その後も交渉が動く気配は見られない。

 一方で、金正恩朝鮮労働党委員長は、国際社会の警告を無視して核・ミサイルの実験、開発を加速し、側近の粛清や実兄、金正男氏の暗殺などで孤立を深め、異常性を際立たせている。

 政府は「対話と圧力」「行動対行動」の原則を繰り返し、安倍晋三首相は「拉致問題の全面解決なしに北朝鮮の未来はない」と述べてきた。だが、交渉が滞る現状を直視すれば、戦略の根本的見直しが必要だ。国際社会を巻き込み、北朝鮮への圧力をこれまでになく高めていくときである。

 東京五輪の年に生まれためぐみさんは13歳の下校時に拉致され、現在は52歳になる。途方もなく長い年月の残酷さに対する怒りを、国民として共有したい。

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