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【主張】拉致家族会20年 全面解決へ怒り忘れるな

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【主張】
拉致家族会20年 全面解決へ怒り忘れるな

 北朝鮮による拉致被害者の家族会が結成20年を迎えた。平成9年3月は横田めぐみさんが拉致された昭和52年から20年後のことでもあった。

 かくも長き家族の闘いを経て、全面解決への道筋すらみえない。不誠実な対応を繰り返す北朝鮮への怒りが膨らむ。同時に、交渉の進展を図れない日本政府に対しても、大きなもどかしさを禁じ得ない。

 めぐみさんの母、早紀江さんは改めて「日本人の命を救う真剣な思いで全国民に団結していただきたい」と述べた。被害者の全員帰国は、家族はもとより、国民すべての悲願である。その決意を新たにしたい。

 産経新聞は55年1月、『アベック3組ナゾの蒸発 外国情報機関が関与』と題して拉致問題を初めて報じた。他社の後追い報道はなく、政府も黙殺した。

 平成9年2月に本紙はめぐみさんの拉致事件を報じ、その翌月に家族会が結成された。当時、世間の関心は薄く、家族会のメンバーらが街頭に立って署名を求めても、立ち止まることなく去る人の姿が目立った。

 14年9月に小泉純一郎首相が訪朝し、金正日総書記が初めて拉致を認めて謝罪し、翌月、蓮池薫さんら拉致被害者5人が帰国した。しかし、めぐみさんらについては死亡情報のみが伝えられ、後に偽の遺骨が送りつけられた。

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