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【主張】道徳に初教科書 楽しく普遍的価値を学べ

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【主張】
道徳に初教科書 楽しく普遍的価値を学べ

 例えば「規則の尊重」についてだ。5・6年生用では、公園のきまりを守るといった記述にとどまらず、権利と義務をバランスよく学べるよう盛り込んだ。高齢者への尊敬や感謝の気持ちに関する内容を欠く例もあり、検定の結果、修正が加えられた。

 個性の尊重に目を向けるあまり、教えられてこなかったものも少なくない。先人への感謝や、人々の支え合いで暮らしが成り立っていることなどである。

 正直を説く寓話(ぐうわ)「金の斧(おの)」といった伝統的な物語以外に、「夢」をテーマにプロ野球の大谷翔平選手を登場させるなど、興味をひく工夫もこらしてある。教材研究を通し、指導法を含めてさらなる改善を期待したい。

 科学技術の進展やインターネットで情報があふれる時代である。大人も判断に迷う問題が多い。政治や経済の不祥事で「徳」のなさが問われる場面も目立つ。

 次代を担う子供たちのため、保護者らも教科書を手に取り、徳育の大切さを再認識すべきだ。

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