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【主張】英中心部テロ 卑劣行為防ぐ連携強めよ

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【主張】
英中心部テロ 卑劣行為防ぐ連携強めよ

 英国の国会議事堂付近で、男が車で次々と歩行者をはねた後、ナイフで警察官を襲い、多数が死傷した。

 車は国会へ向かう橋の上の歩道を猛スピードで走り抜け、川に落ちた人もいた。

 無差別殺傷を意図した卑劣なテロ行為であり、理由を問わず許されるものではない。男は射殺されたが、徹底した捜査を行い、犯行動機や背後関係を解明してほしい。

 英国は近く欧州連合(EU)へ離脱を通告する。離脱を決めた背景には、移民やテロで混乱するEUから距離を置きたいという民意もあっただろう。

 だが、離脱の如何(いかん)を問わずテロは起きる。今回のように車両を凶器に用い、実行犯が1人のテロを未然に防ぐのが困難であることも否定できない。それでも、各国は情報共有などを通じて国際社会と協力し、テロとの戦いを継続しなければならない。

 今回、標的になったのはロンドン中心部であり、「ビッグベン」として親しまれる時計塔が近くにある。事件当時、国会内にはメイ首相もいた。英国の心臓部を狙った犯行と受け止めるべきだ。

 フランスでは先週、監視対象だった男が空港警戒中の女性兵士の銃を奪おうとし、射殺される事件があった。惨事が食い止められたケースといえよう。

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