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【宮家邦彦のWorld Watch】まるで毛沢東の「永久革命論」 トランプ政権“黒幕”バノン氏は世界の「ダークサイド」を鼓舞する

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【宮家邦彦のWorld Watch】
まるで毛沢東の「永久革命論」 トランプ政権“黒幕”バノン氏は世界の「ダークサイド」を鼓舞する

トランプ政権の黒幕ともいわれるバノン首席戦略官 (ロイター) トランプ政権の黒幕ともいわれるバノン首席戦略官 (ロイター)

 ●第二次大戦後の(ユダヤ・キリスト教的)政治経済的コンセンサスは崩壊しつつある。

 ●これら旧システムは米国東岸・西岸に住む政治エリートや国際機関のためのものだ。

 ●旧体制に代わり、米国内陸の一般庶民に権力を与える新システムを構築すべきだ。

 ●それには既存の税制・規則・貿易協定からなる「行政国家」の「脱構築」が不可欠だ。

 ●トランプ政権の基本的政策はこうした「経済ナショナリズム」である。

 ●これに断固反対するのが、コーポラティスト(協調主義)・グローバリストであるメディアだ。

 ●トランプ政権には妥協も穏健化もない。行政国家の脱構築は終わりなき戦いである。

 要するにトランプ政権は、その経済ナショナリズムに基づき、既存のエリートに支配された第二次大戦後の国内・国際システムを脱構築し、メディアを含む既存のエスタブリッシュメントから一般庶民に権力を取り戻すための戦いを永遠に続ける、ということらしい。確かに、バノン氏は件(くだん)の集会で、戦いは「4年ではなく、40年続く」と強調していた。毛沢東の「永久革命論」にそっくりではないか。

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