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【名村隆寛の視線】慰安婦像も盛り込み 韓国は国定教科書問題でも“反日”を手軽に利用する 

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【名村隆寛の視線】
慰安婦像も盛り込み 韓国は国定教科書問題でも“反日”を手軽に利用する 

「竹島の日」の式典会場近くで民族団体のメンバーらともみ合いになる警察官=22日午前、松江市 (小泉一敏撮影) 「竹島の日」の式典会場近くで民族団体のメンバーらともみ合いになる警察官=22日午前、松江市 (小泉一敏撮影)

 歴史認識問題で日本に厳しい韓国だが、それに反して自らの歴史は場当たり的、拙速に色づけられている。歴史的な根拠は世論が納得する解釈に従っていれば、どう直そうが、偏っていようが構わない。“あるべき歴史”を望む世論に、簡単に合わせてしまったかのような姿勢には、奇妙な軽ささえ感じる。

 日本の朝鮮半島統治は35年余り。統治から解放されて今年でその倍以上の72年を迎える。にもかかわらず、いまだに「日本に統治された過去」を克服できないのは、韓国にとって日本の存在があまりに大きいからなのかもしれない。

 大騒ぎの末に最終決定した国定教科書。選択制のもとで、左傾化が指摘される韓国の教育現場でどれだけ浸透するのかは分からない。盛り込まれた史実や記述の客観性などは関係なく、あくまでも韓国の教育現場が決める。

 ただ、教科書問題だけでなく、韓国での日本がからむ歴史認識は、今後も国内の状況次第で、自己都合でさらに変質していく可能性は否定できない。今回の国定教科書をめぐる一連の騒動と、大衆迎合的な最終版での決着がそれを予言している。(ソウル支局長・名村隆寛 なむらたかひろ)

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