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【名村隆寛の視線】慰安婦像も盛り込み 韓国は国定教科書問題でも“反日”を手軽に利用する 

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【名村隆寛の視線】
慰安婦像も盛り込み 韓国は国定教科書問題でも“反日”を手軽に利用する 

「竹島の日」の式典会場近くで民族団体のメンバーらともみ合いになる警察官=22日午前、松江市 (小泉一敏撮影) 「竹島の日」の式典会場近くで民族団体のメンバーらともみ合いになる警察官=22日午前、松江市 (小泉一敏撮影)

 韓国では本来、国定の歴史教科書だけが使用されていた。ところが、左派の盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権(2003~08年)末期の07年に廃止され、検定制に移行。複数の教科書が登場し、全国の学校に採用された。「左派的歴史観」に基づく教科書が多い状況に朴槿恵(パク・クネ)大統領が危機感を抱き、国定教科書の復活に向け、編纂(へんさん)が進められた。これに左派が反発し、15年後半以降、国定教科書をめぐっての騒動が続く。結局、昨年末の朴氏の弾劾訴追もあり、国定教科書は導入時期を1年間延期し、検定版との選択制となった。

 客観性は度外視して、日本の抑圧と搾取によく耐え、頑張って解放を勝ち取ったという民族の“あるべき歴史”と抵抗史観に従う。そんな主観的な教科書は、見本版公開から最終版発表までの約2カ月間のうち、1カ月を国民らからの意見収集に割き、残りのわずか1カ月で完成させたという。こうした経緯を見れば、いかに安易に世論に迎合して歴史教科書の修正がなされたのかがうかがえる。

 歴史教科書の国定化問題は、韓国で政治、思想の争いに利用された。これまで同様、「反日」は韓国で世論を味方につけられるよう使える、お手軽なテーマなのだ。韓国政府の性急な対応に、その事情が如実に表れている。

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