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【正論】尖閣守る計画策定 日米統合作戦で中国の冒険主義を砕け ヴァンダービルト大学名誉教授 ジェームス・E・アワー

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【正論】
尖閣守る計画策定 日米統合作戦で中国の冒険主義を砕け ヴァンダービルト大学名誉教授 ジェームス・E・アワー

ヴァンダービルト大学名誉教授・ジェームス・E・アワー氏(寺河内美奈撮影) ヴァンダービルト大学名誉教授・ジェームス・E・アワー氏(寺河内美奈撮影)

≪安保環境悪化への正当な対応≫

 環太平洋合同演習(リムパック)は、太平洋地域の国々の海軍との演習の機会を最大限にする経済的に効率のよい方法として、米海軍主催で1971年から隔年で実施されてきた。海上自衛隊は今日では定期的に参加しているが、国会議員の一部や文民の官僚、メディアから、リムパックは集団的自衛の形態の一種であるとの非難があったせいで、長い間、参加を阻まれてきた。

 やがて日本も参加が認められるようになったのは、海上自衛隊と米海軍が非常に注意深く理屈を組み立て、自衛隊の艦船や航空機は米国や他の外国の参加者の指揮下に入らず、他国の海軍の近くで特定の敵を想定しない訓練をしているだけである、と強調することにしたためだ。

 このような注意深い筋書きは、米当局者からは極めて硬直的だとみなされたものの、海上自衛隊との訓練の機会を増やすため、米海軍によって調整された。

 ところが、2011年の東日本大震災の直後に、東京の防衛省、米空軍横田基地の在日米軍司令部、仙台の陸上自衛隊東北方面総監部の3カ所に日米調整所が設置された。

 これらの3調整所は、救援活動を調整するための統合指揮所として機能し、日本の利益に資することとなった。国会やメディアからも、これが日本が集団的自衛権の行使を禁じられていることに違反するものだと難癖を付けてくる者は誰もいなかった。

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