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【主張】防犯カメラ 犯罪摘発の効力再確認を

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【主張】
防犯カメラ 犯罪摘発の効力再確認を

 連日のニュースの主役は、クアラルンプールの空港で殺害された北朝鮮の金正男氏である。

 事件は改めて北朝鮮という独裁国家の特異性を際立たせるとともに、防犯カメラの効用を浮かび上がらせた。

 防犯カメラの存在は犯罪の摘発に有為であり、検挙に勝る防犯なしの格言に従えば、犯罪抑止の一翼も担うと評価できる。

 空港の複数の防犯カメラは、正男氏殺害の一部始終をとらえていた。背後から襲った女が正男氏の顔面に何かをなすりつけ、そのまま逃走した。正男氏は空港の警備員に被害を訴え、付き添われて診療所へ向かうが、ここで容体は急変した。犯行直後に出国した、北朝鮮国籍の4人の男の映像も残されている。

 これらの映像や静止画像は、繰り返し日本のテレビや新聞各紙でも報じられている。

 それは、プライバシーの問題や監視社会につながるとして、防犯カメラ映像の捜査利用に批判的なメディアでも同様だ。

 防犯カメラは、正男氏の殺害を止めることはできなかった。ただし、その存在なしに実行犯の摘発や、殺害に関与したとみられる北朝鮮国籍の男4人の氏名を特定することは困難だったろう。

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