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【正論】最初から頭を下げるのは論外だ 首脳会談は「日本第一」主義で 双日総合研究所チーフエコノミスト・吉崎達彦

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【正論】
最初から頭を下げるのは論外だ 首脳会談は「日本第一」主義で 双日総合研究所チーフエコノミスト・吉崎達彦

双日総合研究所チーフエコノミスト・吉崎達彦氏 双日総合研究所チーフエコノミスト・吉崎達彦氏

 日米通商摩擦の歴史は長い。輸出の自主規制(繊維交渉)、市場分野別交渉(MOSS協議)、為替レートの大幅調整(プラザ合意)、制度の見直し(日米構造協議)、結果主義アプローチ(日米包括協議)など、あらゆる解決策が試されてきた。ときには頭にくることもあったし、日本経済に後遺症を残した例もあった。それでも、日本側にまったく非がなかったわけではないと思う。

 その点、今のトランプ大統領の対日批判は、ほとんどが的外れと言わざるを得ない。ことによれば、交渉を有利にするための「確信犯」の発言なのかもしれない。そうだとしたら、しかるべき点ではちゃんと反論すべきである。

 トランプ政権は過去の政権に比べるといろいろな面でユニークである。「理念よりも利益重視」というスタイルは、ある意味では付き合いやすい。それでも重商主義的な傾向には大いに気をつけなければならない。日米首脳会談に求められるのは「ニッポン・ファースト」の原則である。(双日総合研究所チーフエコノミスト・吉崎達彦 よしざきたつひこ)

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