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【産経抄】築地→豊洲は謎だらけ 昭和29年の「原爆マグロ」のようなことにならなければよいが…1月16日

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 昭和29年3月、遠洋マグロ漁船「第五福竜丸」は、太平洋のビキニ環礁近くで米国の水爆実験に遭遇し、死の灰を浴びた。船から水揚げされたマグロやサメは、東京・築地の中央卸売市場で競りにかけられる前に廃棄された。

 ▼それでもいわゆる「原爆マグロ」の巻き起こした衝撃は、一向に収まらない。マグロの取引が激減し、ついに競りが中止に追い込まれる。影響は魚の消費全体に及び、一時全国の学校給食から、魚が消えた。

 ▼築地市場の移転先となる豊洲市場の地下水を検査したところ、最大で環境基準の79倍の有害物質ベンゼンが検出された。もし、小池百合子東京都知事が移転の先送りを決めず、当初の予定通り昨年11月に豊洲市場が開場していたら、今回の検査結果に消費者はどんな反応を示しただろう。かつてのパニックの記憶がよみがえった市場関係者も少なくないのではないか。移転賛成派と反対派の両方が、都に怒りをぶつけるのは当然である。

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