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【産経抄】旧満州から脱出中だった藤原ていさんの壮絶なエピソードから思うこと 12月15日

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【産経抄】
旧満州から脱出中だった藤原ていさんの壮絶なエピソードから思うこと 12月15日

藤原ていさん 藤原ていさん

 3人の幼児に与える食べ物がなくなり、物乞いまでした。昭和20年、旧満州から脱出中だった藤原ていさんの、壮絶なエピソードを先日のコラムで紹介した。幼い娘は、背中で泣き声をたてる元気も失っていた。

 ▼「とにかく私の手で、何かを与えなければならない。一杯のみそ汁を、あるいは一合の牛乳を」。先月98歳で亡くなった藤原さんは、『流れる星は生きている』に書き残している。

 ▼飽食の日本で母親たちは、当時とは異なる闘いを強いられている。食物アレルギーのある子供に、牛乳など原因となる食品を誤って与えると、時に重い症状を起こす。目の届かないところで口にする恐れもある。気が抜けない毎日が続く。

 ▼千葉県流山市に住む35歳の母親は、牛乳アレルギーと知りながら、5歳の長女に牛乳を飲ませた。苦しむ姿を見て119番した母親は、殺人未遂容疑で警察に逮捕された。幸い長女は病院で快方に向かっているという。

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