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【産経抄】世相の鏡とはいえ、もう少し明るいニュースがほしい 12月3日

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【産経抄】
世相の鏡とはいえ、もう少し明るいニュースがほしい 12月3日

 通勤途上、電車の窓から白雪をいただく富士山がくっきりと見えた。空気の澄んだ冬の晴れた日ならではの眼福である。雲一つない快晴の空は目に痛いほどで、朝から少し得した気分となった。「冠雪の富士玲瓏(れいろう)と杞憂(きゆう)なし」(細井隆子)。

 ▼ところが、職場に着いて2日付の朝刊各紙をチェックしているうちに気持ちは暗転する。「保育園落ちた 日本死ね」。今年話題となった言葉に贈られる流行語大賞のトップテンには、こんな不吉な呪詛(じゅそ)が選ばれていた。審査員の良識を疑う。

 ▼衆院憲法審査会の8日の開催が見送りとなったことも報じられていた。14日までの国会会期延長に反対していた民進党が、開催を拒否したのだという。衆参両院で、憲法改正の発議が可能な3分の2議席を「改憲勢力」に与えた民意を、どこまで軽視するつもりか。

 ▼東電福島第1原発事故で、福島県から横浜市に自主避難した中学1年の男子生徒が深刻ないじめを受けた問題では、適切に対応しなかった市教育委員会担当者が謝罪したとの記事も。学校や教委はいつも後手を引く。そもそも教育現場で、いじめ以上に緊急対応が必要な案件がほかにあるのか。

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