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【主張】憲法審査会 議論の阻止が立憲主義か

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【主張】
憲法審査会 議論の阻止が立憲主義か

 今国会で、憲法審査会は衆院で2回、参院で1回議論をした。だが、会期が延長されても肝心の改正項目絞り込みに入る情勢にはない。

 民進党や共産党などが本来の意味を超え、偏った解釈に基づく「立憲主義」を振りかざし、安倍晋三首相や自民党が進めようとする改正論議を阻んでいるからである。

 野党の中にも、日本維新の会など改正論議を求める勢力はある。与党は、国会の常設機関の円滑な進行を妨げる政党に、どう対処するか、という課題も抱える。

 議論に前向きな政党との間で直接、憲法を論じ合うことも視野に入れるべきではないか。

 国民の自由や権利を守るため、憲法で権力の行使を制限する。立憲主義の眼目を否定する政党は、自民党も含め存在しない。

 安倍首相も1月の国会で、「立憲主義に則(のっと)って政治を行うことは当然だ」と語った。自民党は立憲主義に反する憲法改正を目指しているわけではない。

 むしろ奇妙なのは、民進党や共産党の憲法観である。憲法の役割は立憲主義に基づく権力の制限だけだといわんばかりだ。

 自民党の憲法改正草案は、国柄や歴史、文化への言及がある。大震災や有事に備え、国民や憲法秩序を守るために一時的に権力行使の範囲拡大を認める、緊急事態条項を盛り込んでいる。

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